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2023グローバルリーダー研修 in Boston プログラム4日目

4日目の午前中はproject based learningからスタートしました。実際にボストンで起こっている問題、例えば若者による政治参加のデモンストレーションやホームレスの問題、都市問題などを、教育や貧困、平和、気候変動、働き方などの切り口で、自分たちはそれらの問題をどのように解決することができるかを考え、プロジェクトにまとめ発表しました。
午後からのサイエンスアクティビティには、現地でSTEM教育を行なっている科学者6名が講師として来てくださいました。紙飛行機やヘリコプター、ボートを手作りし、その飛距離や積載量を競い合いながら、飛行機やヘリコプターが飛ぶ原理、船が浮かぶ原理を学びました。
夕方のキャリアセミナーには、現在ボストンにある多国籍企業で高機能素材を研究、開発しているMIT大学院卒の日本人ゲストスピーカーの方に来ていただき、高校時代のエピソードから大学院進学、現在のお仕事について、たっぷりお話を聞かせていただきました。予定していた1時間半を超えても生徒からは途切れることなく質問が続き、非常に有意義な時間となりました。
印象に残った言葉はたくさんありましたが、以下、それらを聞いて個人的に心に残ったや考えたことのいくつかを紹介します。

将来の仕事をどうやって選ぶか。
・役に立たない仕事はない。だから、人の役に立ちたいと思うなら、自分が情熱を捧げられる仕事を見つけるべき。

海外進学するにはどれぐらいの英語力が必要か。
・英語のレベルが低いことが、挑戦しない理由にはならない。できるからやるのではないし、できないからやらないのでもない。何事もはじめはできないところからスタートするものだから、できるようになりたいと思えるかどうかが大切。もちろん進学に限らず、どんなことにおいても。

高校時代の勉強とクラブの両立や、大学受験、海外進学において、どうやってプレッシャーを乗り越えてきたか。
・勉強においても仕事においても、プレッシャーに耐えるには自分はできると思えることが必要。ではどうやって自信をつけるか。できる限りの練習をすること。できる限りの準備をすること。

自分が興味が持てない教科、ものごとにはどのように向き合うべきか。
・もちろん興味を持てないものもある。でもその価値がわからないのは自分が未熟だからと考えてはどうか。興味を見いだそうとする姿勢が必要。興味が持てないものにも意味があると信じて、やってみる、行動することが必要。

海外に来て、いつ頃英語に慣れたか。
・英語に慣れるということはない。100%になるということは、どこまでいってもない。何事もできる、できないと二元的に考えるのではなく、程度問題であると捉えるべき。どんなことでも常に努力することが必要だし、それができれば成長することができる。いつまでも、どこまでも。だから人生は面白い。



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